ごあいさつ

 この度第57回定期大会において東京地方税理士政治連盟会長に選任されました鈴木崇晴でございます。長年にわたり県連・地区連の役員として活動してきた経験を活かして会長としての職責を果たしていく所存でございます。

 皆様ご存じのように税理士には建議権がございます。しかし、建議されたものが立法化されて始めて私たちの職業に結びついてくるのでございます。私達の職域確保、簡素で公平な税制の確立等は立法化されてこそ建議されたものが生きるのです。けれども、立法化の実現には困難と忍耐が必要であります。そのためにも会員の皆様方のご支援が必要なのです。

 税政連の組織活動といたしましては、

  1. 毎年行われる税制改正に対して、中小企業に過重な負担をもたらす改正が行われることがないような運動を行う。
  2. 税理士制度の維持、発展に向けての運動を行う。
  3. 公正な税制の確立、税務行政の改善のための運動を行う

など、組織としての活動は広範、多岐にわたっております。

 一方において税政連の活動につきましても役員になっていただいた先生方や各後援会の方々よりひとかたならぬご尽力をいただいております。ようやくコロナ禍も抜け出し昨年から活発な活動ができるようになりました。

 税政連活動が実効性を伴っていくかどうかは、会員が如何に一致団結しているか問われる場面が多々ございます。

 今後税政連側からも積極的に情報発信をしていくため、本年1月にはホームページも開設いたしました。会員の皆様におかれましては、税政連の活動をご覧いただき活動に対するご理解を深めていただければと思っております。

 私達税政連執行部は、歯がゆい思いをしながらも一丸となって地道な努力を積み重ね一歩一歩税理士会で建議されたものが実現し、会員の皆様方から感謝されるよう税理士会並びに関連諸機関と協力しながら活動を行っていく所存でございます。そのためには会員の方々のより一層ご協力、ご支援を賜りたく説にお願い申し上げまして会長就任の挨拶とさせていただきます。

東京地方税理士政治連盟とは

「税理士の社会的、経済的地位の向上を図るとともに、民主的税理士制度及び租税制度並びに税務行政を確立するため、必要な政治活動を行う」ことを目的としています(連盟規約第4条)。
税理士会は法律によって設立された強制加入の団体ですが、同時にその活動・事業には一定の制約があります。したがって、任意団体である税政連の活動が重要となってくるのです。

東京地方税理士政治連盟の主な活動

東京地方税理士政治連盟は、税理士業界に直接関係のある問題をアピールするだけではなく税務に関する専門家の立場から、政治と市民・中小企業、各界とをつなぐ役割を積極的に果たしながら、中小企業・一般納税者の立場を踏まえた国民的な視点から主張しています。
また、税理士会の要望の実現に向けて、政党・政治関係者への働きかけを始めとする、一般的な政治活動のほか、個別での陳情等を行っております。
これらを効果あらしめるために、議員の政治活動への協力・参加や、選挙に際しては推薦候補者を決定し、その選挙の支援活動を行う事が重要な施策にもなってます。
 また、「後援会」を組織して、国会議員等と常日頃から接触をし、国会の情勢や生の政治の動き等の情報を得ると同時に、われわれの要望を十分に伝えて理解してもらっております。

東京地方税理士政治連盟の組織

東京地方税理士政治連盟は、日本税理士政治連盟を中央組織とする地区組織で、2つの県組織(神奈川県税理士政治連盟と山梨県税理士政治連盟)から組織されています。

神奈川県税理士政治連盟
山梨県税理士政治連盟

機構図

役員名簿